歌詞に惹かれる曲というのは、誰でも1つや2つはあると思います。
音楽は個人の趣向がとても強く、一概におすすめできるものではありません。
わたしがおすすめ曲を提示したところで、好みがまったく違うということ必至です。
しかし共通の音楽体験で得られる喜びは、非常に大きいものがあります。
わたしと好みが似ている人であれば、ある程度共感してもらえると思うのです。
わたしの大まかな好みとして、以下のようなものがあります。
・ギターロックバンドが好き
・愛読雑誌は「ロッキング・オン」
・メジャーもインディーズもまんべんなく聴く
・新しいものも古いものも関係なく聴く
こういった条件に合う人であれば、いくつかは参考になると思います。
おすすめ曲を突き詰めていくと本当にキリがありません。
それこそ50選とか100選といった、膨大な数になりかねません。
ある程度数を絞って、わたしが本当に良いと思った曲を選定しました。
未チェックの曲があったら、是非とも一度聴いてみて下さい。
※当初はすべて違うアーティストからと考えていましたが、断念しました。
チャットモンチーから2曲選出していますが、このあたりはご容赦下さい。
目次
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歌詞が良い曲おすすめ13選
歌詞が良い曲おすすめ13選は以下のとおりです。
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チャットモンチー「親知らず」
わたしの中のベスト・オブ歌詞が良い曲は、チャットモンチーの「親知らず」です。
この曲ほど歌詞が胸に沁みるものは、ほかにありません。
わずか3分30秒足らずの曲ですが、展開はさながら短編映画のようです。
アルバムの中の1曲ですが、間違いなく歌詞がすごい曲に殿堂入りするべき曲です。
親知らずが生えてきたよ~、という出だしから始まり、話は家族と過ごした思い出へと繋がっていきます。
歯医者に行きたくない、なんて言っていたのが、いつの間にか昔話へと話が移っていくのです。
曲は大きな盛り上がりを見せて、最後にはまた、親知らずに話が戻っていきます。
何度聴いても素晴らしい、歌詞がすごいの筆頭曲なのです。
チャットモンチー「majority blues」
「majority blues」は、歌詞の対比がとても美しい、わたしの大好きな曲です。
「majority blues」の歌詞は、チャットモンチーがデビューしたての頃を想起させます。
不安や悩み、上京への思い、過去の自分、まだ見ぬ未来に向けて贈る言葉・・・。
「majority blues」のシンプルな楽曲は、歌詞の想像性をますます膨らませていきます。
チャットモンチーのシングル曲ですが、あまり広く知られているとは言えません。
しかし「majority blues」は、間違いなく後世まで残すべき屈指の名曲です。
チャットモンチーのキャリアの中でも、会心作と呼んで言っていいでしょう。
ちなみに「majority blues」は、大阪医専のCM曲として使われていました。
https://yama-rock.com/majority-blues/
くるり「言葉はさんかく こころは四角」
題名からいろいろと想像が膨らみそうな、いかにもくるりらしい曲です。
「言葉はさんかく こころは四角」というのは一体どういう意味なのか?
一見すると(?)しか思い浮かびませんが、何かしらの示唆は感じます。
曲を聴いても答えは出てきませんが、すごく印象に残る曲なのです。
「言葉はさんかく こころは四角」のように、くるりの曲は一筋縄にいきません。
いろんな解釈ができてそれぞれに味わいがあるのが、くるりの良いところです。
くるりは本当に名曲揃いで、1つを選ぶのは不可能に近いです。
震災で元気づけるために作られた「石巻復興節」なども、是非押さえておきたい曲です。
https://yama-rock.com/sankaku-shikaku/
ジッタリンジン「プレゼント」
ジッタリンジンの「プレゼント」は、ものすごく個性的な曲です。
あなたがわたしにくれたもの~と歌いながら、ひたすらプレゼントを羅列していきます。
キリンが逆立ちしたピアス、から始まり、あの日生まれた恋心、に終わります。
合計24個の怒涛のプレゼント攻勢、しかし結局実らぬ恋で終わってしまうのです。
すべてをプレゼントした彼氏はとにかくすごい・・・。
かれこれ30年近く前の曲ですが、いま聴いてもすごく斬新です。
時代を彩る、ありとあらゆるプレゼントがとても面白い曲です。
https://yama-rock.com/jitta-present/
RADWIMPS「夢番地」
RADWIMPSの世界観が、これでもかというくらい詰まった曲です。
昨日に託せば後悔で 明日に託せば希望で・・・
野田洋次郎の歌詞は、過去、現在、未来が自在に行き交うものが多いですが、「夢番地」も見事に当てはまっています。
僕はきっと今誰かの夢の上に立っている・・・。
ロックスターとしての在り方を、自分に言い聞かせているようにも聞こえます。
野田洋次郎が紡ぐ歌詞は心に響くものが多いですが、とりわけ「夢番地」は特に歌詞が良い曲なのです。
味噌汁’s「にっぽんぽん」
この中のラインナップでは、おそらく一番ふざけた曲です。
そもそも味噌汁’s自体が、RADWIMPSが盛大に悪ふざけしているバンドです。
「にっぽんぽん」は、日本人のバカで不器用なところを歌い上げ、それでも日本が好きなんだという、ストレートなメッセージがこめられています。
わたしの大好きな曲で、味噌汁’sの中でもナンバーワンの曲です。
「にっぽんぽん」は、好き嫌いはあると思いますが、間違いなく隠れた名曲です。
RADWIMPSが好きな人は、味噌汁’sも絶対に要チェックです。
「にっぽんぽん」が収録されているアルバム『ME SO SHE LOOSE』のレビュー記事を書いていますので、あわせてご覧ください。
バンプオブチキン「プラネタリウム」
バンプオブチキンはいろんな曲で、天体とか宇宙が出てきます。
「天体観測」しかり・・・「COSMONOUT」しかり・・・。
ボーカルの藤原基央さんは、きっと宇宙関係が好きなのだと勝手に想像します・・・。
「プラネタリウム」もその流れを汲んだ(?)曲の1つです。
バンプオブチキンの名曲は星の数ほどありますが、中でも個人的なイチ推しは「プラネタリウム」です。
手作りのプラネタリウムから、さまざまな物語が展開されていきます。
歌詞を読み解くと驚くほど壮大な話で、話がどんどんと広がっていきます。
「プラネタリウム」は、バンプオブチキンの中でも屈指の名曲です。
Mr.Children「終わりなき旅」
ミスチルも素晴らしい曲がたくさんありますが、歌詞が良いのは「終わりなき旅」です。
この歌詞に救われた人は、本当に多いと思います。
高ければ高い壁の方が 登ったとき気持ちいいもんな~
この部分を聞いただけで、その通りだと思わずうなずいてしまいます。
「終わりなき旅」は、前向きな気持ちになれる、素晴らしい名曲です。
山﨑まさよし「One more time, One more chance」
山崎まさよしの代名詞とも言える曲であり、唯一無二の傑作です。
わたしがまだ小さかった頃、ミュージックステーションでこの曲を聴きました。
初めて聴いたときに、とてつもない衝撃を受けた記憶があります。
歌詞の力強さ、サビの盛り上がり、迫真の歌声、あらゆる要素が異常なレベルで繰り広げられていて、度肝を抜かれました。
新海誠監督の映画「秒速5センチメートル」の主題歌としても使われています。
HY「366日」
「366日」は、恋する女性の気持ちをストレートに綴った名曲です。
名曲の条件としてカバーの多さが挙げられますが、「366日」は多くの人がカバーを発表しています。
ウィキペディアの情報によると、13のカバーがあります。
アーティストによって、さまざまなバージョンの「366日」を楽しむことができるのです。
本家であるHYの仲宗根泉が歌うのも良いですが、個人的には上白石萌音が歌う「366日」が好きです。
仲宗根泉はとてつもなく歌がうまいのですが、少し個性が強すぎます。
上白石萌音の歌は、透明感があってすっと耳に入ってくるので、個人的には好みです。
ゆず「栄光の架け橋」
ゆずのオールタイム・ベスト曲は「栄光の架け橋」ではないでしょうか?
2004年にアテネオリンピックの公式テーマソングとして採用されました。
個人的には、歴代のオリンピックのテーマ曲で、断トツで印象に残っています。
アスリートを称える歌詞は、何度聴いても素晴らしい名曲です。
オーケストラが奏でる壮大なイントロは、スケールの大きさを感じさせます。
横浜の路上ライブから始まり、初期はギターとハーモニカのシンプルな曲が多かったのですが、時代を追うごとに進化を重ねていきました。
わたしは初期の頃によく聴いていたのですが、途中からめっきり聞く機会が減ってしまいました。
ところが「栄光の架橋」が出てきて、本当にすごい曲だと感心したのがすごく鮮明に残っているのです。
中島みゆき「糸」
中島みゆきさんの「糸」は、世代を越えて愛される稀代の名曲です。
リリースされたのは1998年ですが、20年以上経ったいまも、さまざまな場面で使われています。
当時はそれほどヒットしていなかったように記憶しています。
長く語り継がれる曲というのは脈々と受け継がれていく、その典型のように思います。
サビの歌詞は、あまりに有名なフレーズです。
縦の糸はあなた 横の糸はわたし
織りなす布は いつか誰かの 傷をかばうかもしれない
中島みゆきの「糸」は、多くのアーティストがカバーをリリースしています。
中島みゆきが歌うのも良いですが、個人的にはuruの透明感ある歌声が好みです。
中島みゆきの「糸」は、この先も語り継がれていく屈指の名曲です。
ZARD「負けないで」
ZARD「負けないで」は、誰もが知っている国民的な名曲です。
この曲に関しては、もはや説明は不要かもしれません。
1993年リリースなので、かれこれ30年近く前の曲です。
応援ソングの代表として、さまざまな場面で使用されています。
ボーカルの坂井泉水は早々に亡くなってしまいましたが、人気はすさまじいものがありました。
歌詞が良い曲がとにかく最高すぎる!
これらの楽曲は、歌詞に込められたアーティストの想いがストレートに現れています。
伝えたい内容はそれぞれ異なりますが、すべて素晴らしい曲ばかりです。
定額音楽配信やダウンロードなどで聴くことができるので、未チェックのものは是非一度聴いてみて下さい。
別記事では、配信業者別のアーティストへの還元率などを書いていますので合わせてご覧ください。