転職活動をして無事に内定をゲットしたのですが、まさかの事態に直面しました。
わたしに降りかかった災難、それは決まっていた会社からの「内定取り消し」です。
あまりの出来事に思わず絶句してしまい、その日は丸一日立ち直れませんでした。
わたしは会社から内定の約束をもらい、少し時間をもらった後に入社の旨を伝えました。
相手方もその場で同意してくれて、これで晴れて入社が決まった!と思いきや…。
30分後に折り返し電話がかかってきて、「すいません、採用の件ですが」言われ…。
そこでまさかの「内定取り消し」という、最悪の事態に見舞われてしまったのです。
「内定取り消し」というのは、大学生にだけ起きるものだと、どこか遠い話だと思っていました。
まさか自分にそんなことが訪れるなんて、まったく想像すらしていませんでした。
ただ、もう起こってしまったことなので、どんなに嘆いたところで何も変わりません。
仕方がないのでブログ記事にすることで成仏させようと思い、筆を取ることにしました。
わたしが転職活動で直面した、内定取り消しについて詳細を綴ってみたいと思います。
目次
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緊急事態宣言で面接が延期になる
わたしが転職活動を開始したのは2020年8月末、このときはちょうどコロナの第5波の最中でした。
ある第一志望の会社があったのですが、ここに応募すると以下の返事が帰ってきました。
この会社の代表から電話で言われたことは、以下のような内容でした。
・対面での面接を重視している
・緊急事態宣言中に面接をするのは厳しい
・解除になったら改めて面接を実施する
緊急事態宣言の期間は9月12日まで、それまでは面接することができませんでした。
面接自体はきちんと約束してくれていたので、特に気にすることなく気長に待っていました。
その後、9月12日が近づいてきたと思いきや、そこで訪れたのはまさかの「9月30日まで延長」
本来であれば8月末に面接する予定でしたが、10月の頭までずれ込んでしまったのです。
このときはまだ、ただ延期になっただけ、といった感じで、気楽に考えていました。
よもやこれが悲劇の発端になるなんてことは、このときは想像すらしていませんでした。
ある会社から内定をゲットする!
第一志望にしていた会社以外は、特に緊急事態宣言の煽りもなく、普通に活動していました。
ある会社で面接に進む機会をもらえて、その後、無事に内定をもらうことができました。
転職活動を始めて割と早く内定が決まったので、すごくホッとしたことを覚えています。
この会社から内定をもらったのは9月11日、ところがここで心配な出来事に直面します。
第一志望にしている会社の面接が10月頭で、かなり期間が空いてしまうのです。
わたしは以下のことを正直に言って、正式な返事は先になるという旨を伝えました。
・10月頭に面接の予定が入っている
・緊急事態宣言が明けないと面接ができない
・返事はそれからにさせて欲しい
そんなにも待ってもらえるものなのか?何か咎められることはないだろうか?
そんな不安がよぎったのですが、先方は特に何も言わず「分かりました」という返事。
内定を保留させてもらうことができて、わたしはさらに転職活動を進めました。
第一志望の会社に受かるよう、入念に準備を重ねて、対策を立てていきました。
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入社の意向を伝えると「内定取り消し」を言い渡される
10月に入って緊急事態宣言が解除となり、第一志望にしていた会社を受けました。
結局、この会社に合格することはできず、わたしの夢は絶たれてしまいました。
それ以外に受けていた会社もすべて撃沈し、わたしは失意のどん底に立たされました。
結局、わたしは今回の転職活動において、成績は以下のようなものだったのです。
50社も受けておきながら、結局のところ、内定を勝ち取ったのは2社だけでした。
1社はちょっと引っかかるところがあったので、そこを外して考えてみたときに…。
9月の半ばに内定をもらった会社しか、わたしが進める道は残されていませんでした。
わたしとしては、正直なところ、それほど行きたいと思える会社ではなかったのですが…。
これ以上、転職活動を長引かせても、あまり良くないという風に思ったこともあり…。
もうこの会社に行くことにしよう!そうやって、腹を括る覚悟を決めたのです!
わたしは9月に内定をもらった会社に電話し、入社したい旨を人事担当に伝えました。
電話に出た女性は、歓迎してくれている様子で、とても親切に対応してもらえました。
それでは入社の手続きに関する、書類などをご自宅に送らせていただきます。
書類が着くころにまた改めて連絡させていただきます、そう言って電話が終わりました。
これで1ヶ月半に及ぶ転職活動がようやく終わる…、そうやって幕を閉じたはずでした。
その30分後、先方から電話があったのですが、その内容がまさかの出来事だったのです。
わたしは電話に気付かず着信が残っていて、折り返し電話をかけてみたところ…。
先ほど親切に対応してもらった事務の女性から、こんなことを告げられたのです。
・今日の午前中に1人採用が決まった
・その連絡が事務に伝わっておらず、自分も知らなかった
・その人を採用するので、今回は無しにして欲しい
えーっ!!!そんなことある???
わたしは頭が真っ白になり、いったい何が起きたのか、理解できませんでした。
ついさっき、お世話になります、よろしくお願いします、そう言って、お互い同意していたはずのに…。
予想だにしないことを告げられて、わたしはどうして良いのか分からなくなりました。
簡単に食い下がるわけにはいかず、何とかいろんな方面から聞きまくりました。
・いつ決まったのか?
・なぜそんな風になったのか?
・先ほどの返事は何だったのか?
・採用枠は1人だけなのか?
・それは社長の判断なのか?
ほかにもありとあらゆることを、聞きまくったような記憶があるのですが…。
相手の女性も申し訳なさそうにしていましたが、結局、その判定は覆りませんでした。
こうしてわたしは、まさかの内定取り消しという、悲しい事態に見舞われたのです。
内定の分かれ目はタッチの差だった
事務の女性が言っていたこの言葉が、わたしをさらに後悔させることになりました。
わたしは最後に受けた会社が落ちたことが分かったとき、悲しみに暮れていました。
自分の心を整える意味も込めて、一日置いてから、先方に連絡をしたのです。
もし、あのときすぐに連絡してみれば、わたしが採用されていたのかもしれません。
いや、もしかしたら本当の理由は、もっと別のところにあったのかもしれません。
ただ事務の人の口調などを聞いていると、ウソを言っている感じもありませんでした。
わたしと採用した人を比較してみたときに、そちらの人の方が良かっただけ…。
わたしが連絡したタイミングが悪くて、それが不運な方向に転がってしまった…。
内定はあくまで口約束に過ぎない
今回、「内定取り消し」という目に遭って、つくづく感じたのは以下のことです。
わたしはつい、返事を気長に待ってくれている、とばかり思っていました。
実際は、会社は採用活動を続けていて、わたしより良い人がいたら採ろうとしていた…。
そして今回、たまたま採用するタイミングが重なり、わたしの方が切られてしまった…。
これを読んでいる人に対し、わたしから声を大にして言いたいことがあります。
内定をもらったら一刻も早く、内定通知書とか雇用契約書などをもらった方が良い!
契約書をきちんと書くまでは、絶対に気を抜いてはダメ!そんな風に感じました。
後日、この会社から、書類の入った一通の封筒が送られてきました。
中身を確認してみると、内定取り消し通知という、悲しい手紙が入っていました。
会社の書類をこんな文面で送ってくるのかと、わたしはびっくりしてしまいました…。
ちなみにほかの会社でも、採用に関しては基本的にメールのやり取りで完結するのですが…。
なかには、不採用お見送りを通知するとともに、履歴書を返送してくる会社もありました。
履歴書って、いったん使ったら、もうそれっきりだと思っていて、まさか返してくれるとは思いませんでした。
後日、別の会社に応募するときに、日付などを変えて使い回す、ということをしていました。
最近は、履歴書もWEBで申請するというところが、すごく多かったりするのですが…。
いまだに紙で審査しているというところも、けっこう多かったりもします。
振り出しに戻って転職活動をする
会社は温情をかけてくれる素振りは一切なく、バッサリと切られてしまいました。
「内定取り消し」というのはこんなにもシビアなものなのか、と自分の身に降りかかって、初めて知りました。
まあ、そんなことをいつまでも引きずっても、新しいことは何も始まりません。
わたしは、尊敬しているある人の言葉を思い出し、自分に言い聞かせることにしました。
ほんの少しだけ強くなれた?かどうかは、正直言ってよく分かりませんが…。
今回あったことはすべて水に流し、次に向かって足を進めて行きたいと思います。
※後日、別の会社で内定をいただくことができました。