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仕事

独立は何歳までにするのが良い?ミドルエイジの独立の実態を読み解く!

独立に関する悩みを抱えている人にとって、世の中の平均値はとても気になるものです。

独立には大きなリスクが付きまとうため、自分の選択にイマイチ自信が持てないなんてことも…。

そんなときは統計をしっかりと見ることによって、世の中で起きている実際の出来事が分かってきます。

統計の結果からハッキリと言えること…、それは、独立には年齢はまったく関係ない!ということです。

 

「独立するなら若い人ほど良い」そんなイメージを持っている人は多いのではないでしょうか?

しかし実際には、中高年になってから独立した方が良い、という調査結果があるのです。

もし、独立を躊躇する一番の原因が年齢にあるとしたら、それは絶対に間違っています。

会社員として望まぬポストに就くくらいなら、さっさと独立した方が良いと思うのです。

 

ミドルエイジの独立の実態について見ていきます。

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独立に対する心配が尽きない…

独立にはさまざまな壁があって、なかなか踏み出すことができません。

・自分は本当にできるのだろうか?

・家族を養っていけるのだろうか?

・会社で築いた地位を捨てることは正しいのだろうか?

あれこれ考えていくうちに、たちまち不安に苛まれてしまいます。

一般的に転職は35歳までと言われていて、年齢を重ねるほど新しいことを取り組むのに躊躇してしまう…。

いざ新しいことを始めようと思っても、悩んでしまう人はとても多いのではないでしょうか?

 

独立を考える際に、もし年齢を心配しているのであれば、それはまったくの杞憂です。

統計をひも解いてみると、多くの中高年が独立を果たし、決断していることに満足しているのです。

会社にいると、立場によって上司への忖度や人間関係の調整など、自分の努力以外のことに労力を割く時間が増えていきます。

仕事の実力うんぬんよりも、政治力や組織の中での振る舞いが求められることが、圧倒的に多いのです。

もっと仕事がしたい、自分の力を試してみたいという人は、独立という選択肢を検討しても良いのではないでしょうか?

【逆転人生】出世できなかったときがチャンス!会社以外で生きればいい!出世できないと分かれば、それを踏まえて次の行動に移せば良いのです。出世できないと分かって、中途半端にくすぶっていたら、若者に迷惑です。会社を辞めて新たな道を模索するなど、何か行動に移すきっかけになるのです。...

独立は何歳からやっているかを統計から読み解く

日本政策金融公庫は、毎年「新規開業実態調査」を実施しています。

独立した人のさまざまなデータが集められていて、とても参考になります。

開業時の平均年齢を表したグラフは以下となります。

独立開業年齢のグラフ

引用:日本政策金融公庫 2018年新規開業実態調査より

グラフが少し小さいので、2010年以降の部分を拡大します。

独立開業年齢のグラフ②

開業時の年齢は40歳代が35.1%でもっとも高い

次いで30歳代が31.8%と続いている

平均年齢の推移は以下となっています。

独立開業平均年齢のグラフ

引用:日本政策金融公庫 2018年新規開業実態調査より

独立開業平均年齢のグラフ②

<開業時の平均年齢>

1991年・・・38.9歳

2001年・・・41.8歳

2011年・・・42.0歳

2018年・・・43.3歳

開業時の平均年齢は、年を追うごとに上昇しています。

統計では男女比の割合についても調査しています。

独立開業男女比のグラフ

引用:日本政策金融公庫 2018年新規開業実態調査より

独立開業男女比のグラフ②

性別で見ると、男性が8割、女性が2割くらいとなっています。

女性の比率が年々増えてきています。

<独立の女性の割合>

2015年・・・17.0%

2016年・・・18.2%

2017年・・・18.4%

2018年・・・19.9%

退職理由についてはもっとも多いのは以下となっています。

・自らの意思による退職 86.2%

開業の動機についてもっとも多いのは、以下のような理由です。

・仕事の経験・知識や資格を生かしたかった・・・50.8%

・自由に仕事がしたかった・・・49.2%

・収入を増やしたかった・・・44.6%

開業の業種の上位は以下のとおりです。

・サービス業・・・25.1%

・医療・福祉・・・17.4%

・飲食店・宿泊業・・・14.7%

開業費用は以下のとおりです。

・500万未満・・・37.4%

・500万~1,000万未満・・・31%

また開業に当てる資金は、年々減少しています。

開業に関する満足度の調査は以下のとおりです。

・かなり満足・・・25.5%

・やや満足・・・42.4%

両者合わせると、約7割が満足していることが分かります。

要点をかいつまんで見てきましたが、実際の調査はさらに詳しく書かれているので、興味のある方は是非ご覧ください。

>日本政策金融公庫 2018年新規開業実態調査はこちら

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独立は40代でも遅くないと言える具体的データ

世界経済フォーラムは、世界情勢の改善に取り組む国際機関です。

ここに「中高年の起業家は若者のそれよりも多くの成功を収めている」と題して記事が掲載されています。

>世界経済フォーラムの記事はこちら(英語の記事です)

レポートを要約すると以下のような内容となっています。

マイクロソフト、アップル、フェイスブックなど、若くして会社を立ち上げて大きな成功を収めている人がいます。

しかしアメリカの研究機関の調査で、起業年齢と成績を分析すると、中高年の人のほうがはるかに成功を収めているという結果があります。

National Bureau of Economic Researchによると以下となっています。

独立開業年齢と成功率のグラフ

引用:World Economic ForumのHPより

縦軸はパフォーマンス、横軸は年齢を表しています。

グラフから読み取れるのは、若年の人たちの成績があまり奮っておらず、中高年(35~45歳)には、パフォーマンスが上がっています。

独立開業年齢と成功率のグラフ②

引用:World Economic ForumのHPより

30歳以下の人が赤い棒グラフ、30歳以上の人が薄いオレンジの棒グラフです。

30歳以上の人の方が、優れたパフォーマンスを出しているのが分かります。

若い起業家はメディアに取り上げられるなど、目立つことが多いのですが、実際は中高年の起業家の方が、多くの成功を収めているのです。

起業家として若者と中高年のそれぞれの強みについて

若者が優れている点としては以下のようなものがあります。

・創造性

・先進の技術力

一方で劣っている点としては以下のようなものです。

・業界の知識

・実務経験

また中高年の人は、以下のようなところが優れています。

・社会経験をしている分、ビジネススキルが高い。

・業界の構造や知識をしっかりと把握している。

・資金調達力がある。

ビジネスはスポーツと違って、経験や人脈がより問われてきます。

若さは必ずしもアドバンテージとは限りません。

若い起業家は、舐められやすいとか、資金力が足りない、といった問題もあります。

最終的にはその人の行動力や発信力にかかっています。

それぞれに強みや弱みがありますが、成功している人は圧倒的に中高年が多いのです。

起業は若者が多いという錯覚について

起業は若いときにやるもの、と考えている人は多いと思います。

その要因としては、若者の起業家がマスコミに取り上げられて、目立っているからです。

ITの人たちは、資本金が少なくて知恵とアイデアで勝負することができて、当たれば莫大な資金を手にすることができるのです。

転職や独立は35歳までにやらないと厳しい、と言われたりもしますが、実際のデータを見ると、多くの人が中高年から起業をして成功を収めています。

独立に過度な恐怖を抱いているのは、なぜでしょうか?

それは、マイノリティであるという思い込みから来るのではないでしょうか?

脱サラからの独立で成功を果たした4人を見てみる

「独立は特別なこと」といった風に捉える人もいるかもしれません。

ところが実際、社会経験を積んでから独立を果たすというのは、とても一般的な道なのです。

多くの人が知っている著名人で、とりわけ印象深い4人を紹介してみます。

三木谷浩史

三木谷社長が楽天を創業したのは、32歳のときです。

32歳という遅さに対して、意外に思われる方も多いのではないでしょうか?

IT企業は20代の若いうちに創業する人が多いので、楽天はかなり遅いと言えます。

現在の楽天の成功は、もはや言うまでもありません。

ショッピングのみならず、銀行や証券、旅行など、楽天経済圏と呼ばれるほどに大きく成長しています。

鎌田恭幸

鎌倉投信を運用している鎌田社長が、ベンチャーとして立ち上げたのは43歳のときです。

三井住友信託銀行、バークレーズ・グローバル・インベスターズを経て、証券会社を介さず自身で運用、販売を行う、独立系投信を立ち上げました。

鎌倉投信の運用資金は、19年11月時点において400億円に上っていて、ファンも多数抱えています。

「いい会社」に投資するという、非常に志の高い経営を行っています。

村上世彰

村上ファンドで有名になった村上世彰さんは、官僚として16年間働き、40歳のときに自身のファンドを立ち上げて独立を果たしました。

インサイダー取引の疑いで逮捕されましたが、独立して世間に名を馳せたという意味においては、大きな成功と言って良いと思います。

大変なバッシングを浴びましたが、株主と会社の在り方を問う、ということに対して、大きな意味があったのではないでしょうか?

生涯投資家」は、騒ぎの渦中にあったときのことを綴った本で、ドラマみたいにすごく面白いです。

高田明

ジャパネットたかたの創業者である高田明さんが独立したのは37歳のときです。

実家がカメラ屋を営んでいましたが、そこから独立をしたのが始まりです。

その後、41歳でラジオショッピングを始め、45歳でテレビショッピングに進出します。

その後、長崎が誇る名物社長として、全国的に知られるようになるのです。

 

ほかにも調べていくと、いろんな人がさまざまな道に進んでいます。

独立には早いとか遅いといったことはまったく関係ありません。

本人のやる気があるかないか、それに尽きると思うのです。

40代は転職よりも独立の方が良い

転職市場では35歳までにした方がいい、といったことがまことしやかにささやかれています。

また大企業が人員削減をするときに、以下のような条件が必ずついてきます。

・対象は45歳以上

歳を重ねていくと、責任を負わされてさらに会社から厳しい視線を向けられる、といったことはよくあります。

中高年になると、労働者として働くよりも、経営者や管理者として働くことを、求められるのです。

 

わたしは、会社にわざわざしがみつく必要なんてないと思います。

会社に10年もいれば、社会経験は十分に身についていると言えるのです。

会社で年寄り扱いをされるくらいなら、独立した方がマシなのではないでしょうか?

 

独立は厳しくてつらいですが、自分の力で生きているという喜びがあります。

会社で頑張ってきたのなら、次は自分の力で頑張る、というフェーズに移行しても良いのではないでしょうか?

先のグラフも見たように、2018年の開業平均年齢は43歳です。

独立は決して特別な人だけがやるものではなく、ごく一般的なものなのです。

独立に悩んだら一度相談してみるのもアリ

独立しようかどうか悩んだ場合、一度専門の人に相談してみるのが良いと思います。

創業融資のフルサポは、財務局・経済産業省局認定の支援機関です。

2013年にサービスをスタートして、3000件以上の創業相談の実績があります。

創業融資のフルサポは全国で対応していて、相談は無料で行うことができます。

 

独立をするというのは、初めてのことで不安が尽きないことも多いと思います。

独立についていざ相談したいと思っても、会社の同僚に反対されたり、奥さんや旦那さんにブロックされるなど、さまざまな障害が付きものです。

自分とはなるべく遠い第三者の方が、的確な言葉をかけてもらえる可能性が高いです。

身近で商売に成功している人の話も良いですが、専門の人の話を聞くのも有効な手段だと思います。

 

以下のいずれかに当てはまる人は、創業融資のフルサポを検討しても良いと思います。

・これから独立したいと考えている人

・自己資金だけではお金が足りずに融資を考えている人

・いざ独立しようとしても何から始めて良いか分からない人

創業融資のフルサポには、実際に開業をして成功している人の事例がたくさん載っています。

こういった話を見るだけでも、独立に対して勇気が沸いてくるのではないでしょうか?

相談は無料で行うことができるので、一度話をしてみるのも良いと思います。

実際に人に話をしてみて、初めて自分の中で整理されて見えてくるものもあったりします。

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