わたしは某大手百貨店に10年近く勤めていました。
百貨店社員に対する不満はとても多いものです。
偉そうとか仕事しないとか、いろんな声を耳にしてきました。
自分が働いてきた感覚としては、百貨店社員は割と嫌われるポジションだと思います。
もちろん人によってさまざまで、一概に言い切れるものではありません。
熱心に働いている人、会社のために尽くしている人、たくさんいます。
百貨店は携わる人が非常に多く、いろんな人が混じっています。
たくさんの人がいれば、中には当然、気難しい人も紛れているのです。
目次
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百貨店社員はなぜ偉そうに見えるのか?
百貨店社員が偉そうに見える理由としては、以下のようなものがあります。
(現場の観点から見たものです)
現場にいない
百貨店社員は現場にいることはとても少ないです。
たいていは裏でパソコン業務をしていることが多いのです。
何をやっているのか分かりづらくて、仕事をしている様子が分かりません。
偉そうに見えるというのは、分かりづらいことにも原因があるように思います。
指示がものすごく雑
指示の内容がものすごく抽象的で雑なときがあります。
その場合、遠回しに相手に責任を押し付けていたりするのです。
言った言わないの議論は必ず起きますが、やましいことは分かりづらく言うのです。
相手にしっかりと問い正さなければ、責任が振りかかってくる可能性があるのです。
仕事は「マネジメント」
仕事ができない人に限って、マネジメントという言葉を口にします。
この場合、単なる責任逃れに過ぎません。
現場は滞りなく回るので、マネージャーとしての仕事はあまりありません。
いざ現場で問題が発生しても、その場にいつもいないのです。
こういった人は、現場が困っていることにはすべてスルーします。
「マネジメント」としきりに言う人は、特に注意しておかなければなりません。
百貨店社員に対する不満について
百貨店社員に対する不満は、大きく分けて以下の3つに集約されます。
肝心なときにいない
マネジメントが仕事と言いながら、問題が起きたときには現場にいません。
肝心なときにいないというのは、どこにでもある普遍的な陰口です。
ただしこういったことは、誰にでも使うわけではありません。
偉そうなことを言う割に、きちんと責任を果たしていないから、言われるのです。
何をしているのか分からない
裏にこもってパソコン作業が多いため、現場からは何をしているか分かりません。
もしかしたら、裏でおしゃべりしているだけなのかもしれません。
きちんと仕事をしていれば良いのですが、それが微妙だったりもします。
にも関わらず威勢のいいことを言うので、自ずと不満が募ってくるのです。
ロクに仕事をしていない
仕事をしているか否かは、普段の振る舞いを見れば分かります。
ちゃんとしている人は、仕事が早くて機敏に動きます。
ダラダラと話が長い人、どこにいるかよく分からない人、電話に出ない人は、仕事をしていません。
特に連絡がつかないというのが、1番困ることなのです。
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百貨店社員の仕事もけっこう大変
百貨店社員の名誉のために言っておきますが、百貨店の仕事はいろいろと大変です。
上司からの圧力
業界全体が縮小していますが、予算は前年比よりも普通に高いです。
普通であれば達成は不可能ですが、そんな弱音は許されません。
数字を達成するためにどんな対策を打ったのか、細かく問い詰められます。
分かっている負け戦に挑むのは、正直言ってかなりつらいと言わざるを得ません。
何かと責任が大きい
役職についたら、人のミスもかぶらなければなりません。
自分の仕事さえしていれば良いというのは、通用しないのです。
部下がミスを犯すと、教育がちゃんとなっていないと、怒りの矛先が向けられます。
理不尽さに耐えなければならない場面が圧倒的に多いのです。
クレーム対応
もっとも荷が重くてつらい仕事がクレーム対応です。
接客の仕事である以上、これを避けて通ることはできません。
場合によっては客の自宅を訪問したり、菓子折りを持っていくこともあります。
ささいなことから、取り返しのつかない大きなことまで、問題の大きさはさまざまです。
客の気持ちに寄り添って、細心の注意を払いながら対応する必要があるのです。
百貨店社員が偉そうに対する答えは人による!
百貨店社員が偉そうというのは、ごく一部の社員に過ぎません。
どんな分野にも厄介な人、全然仕事をしない人はいるものです。
百貨店社員は紳士的ですごく真面目な人も多いのです。
偉そうな人に当たってしまったら、我慢せずに言うべきことはきちんと言うべきです。