競争の先に待っているのは、本当に幸せなのでしょうか?
わたしはバチェラーを見るたびに、そう感じずにはいられません。
バチェラー・ジャパン3は、これまでのどの回よりも衝撃の展開でした。
バチェラーが最後に取った行動は、男としてものすごく理解できます。
男性視点で見れば、むしろ信頼のおける人、という印象さえあります。
自分の気持ちに素直になると、おそらく多くの男性はああいった行動を取ると思います。
ただし、女性がこれまで戦ってきた経緯や、水田さんの気持ち、番組で多くの人が見ていることなどを考えると、これはちょっとヤバい、というのは事実です。
「バチェラー、やっちまったぜ~」というのが正直な感想です。
わがままとか、ルール違反とか、いろいろ言われても否定できません。
この先に待っているのは、おそらく茨の道だと思います。
これまでのバチェラーは、放送後にいずれもカップルが別れています。
恋愛は競争なのかもしれませんが、結婚となると話はまったく別です。
バチェラーで繰り広げられるのは、女同士の総合格闘技、といった感じです。
恋愛の先に結婚が待っているという理屈は、かなり無理があるように思います。
バチェラーは、見世物として最高のエンタテイメントですが、出ている人たちが本当に幸せになれるかどうかというのは、本当に微妙だと思います。
適度な競争は必要だと思いますが、刺激の強すぎる異世界の中で、普通は冷静な判断を下すことなんてできません。
身を削るような過酷な競争は、人を幸せにするどころか、ただ消耗して終わりということにもなりかねません。
恋愛するならバチェラーはいいけど、結婚するならバチェラーじゃないでしょ!
バチェラーの兄がそのような趣旨のことを言っていたと思いますが、100%同意です。
それにしても今回のバチェラー、いろいろやっちまったぜ~、といった感じです。
回が進むにつれて、どんどん評価が上がっていく人もいれば、最初がピークでどんどん落ちていく人もいます。
今回のバチェラーは、最後のどんでん返しで、評価が一気に変わってしまいました。
ただし男の視点からすれば、すごく純粋で真っ直ぐ、自分の気持ちと真剣に向き合ったからこそ、ああいう結果になったというのは、すごく理解できます。
バチェラーという番組に嘘偽りがないというのは、すごく良く分かりました。
ある程度筋書きはあるでしょうが、最後まできっちりと見させてもらいました。
バチェラーがやったことは、決して賛同できることではないかもしれません。
それでも非難を覚悟で出てきたという勇気には、男として敬意を評したいと思います。
自分がもしあの状況に立つと考えたら、とても耐えられそうにありません・・・。
指原さんが言っていた「これだから男と女は分かり合えない」は、おそらく事実です。
「胸糞悪い」ラストだったかもしれませんが、これが現実なのでしょう。
バチェラー シーズン4 は一体どうなるのでしょうか?