かつて総務省の統計で、こんな衝撃的な発表がされたことがありました。
果たしてどこからどこまでを勉強を捉えるか、なかなか判断が難しかったりします。
ただ、社会で活躍している人が本当にこれで良いのか?すごく考えさせられる調査です。
こういった統計は、平均値から判断しても、あまり意味がありません。
勉強していないと言っても、具体的に誰が勉強をしていないのでしょうか?
わたしは10年近く会社員として働いて、その後、フリーランスとなりました。
自分の会社員時代を振り返ってみると、あまり勉強していなかったな~、と思います。
社会人の勉強の実態とその対処について、綴ってみたいと思います。
目次
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社会人のどの層が勉強していないのか?
社会人はまったく勉強していないというのは、果たして本当なのでしょうか?
また、勉強していないという人は、具体的にどういった理由なのでしょうか?
勉強をしていないというのは、以下のどちらなのかを考える必要があると思います。
・忙しくて勉強する暇がない
・そもそも勉強する意欲がない
わたしの所感では、社会人でも向上心があって勉強熱心な人はすごく多いです。
週末になると、自己啓発セミナーや特定分野の勉強会は、あちこちで開催しています。
前者の理由で勉強していない…、そんな人はかなり多いのではないでしょうか?
全般的な傾向として、有能な若者や仕事のできる上司は前者が多いと思います。
逆に、仕事にぶら下がっている、やる気のないおじさん社員は、後者が多いです。
勉強したいと思っている人ほど、仕事に忙しくてそんな余裕はない…。
やる気のないおじさん社員の時間を分けて欲しい…、そんな風に感じたりします。
社会人が勉強しなくなるまでの過程について
社会人が勉強しないと言われるのは、何か理由があるのでしょうか?
これはおそらく、仕事とスキルを分けて考える必要があるように思います。
新入社員として会社に入ったとき、おそらく多くの人が勉強熱心だったと思います。
早く仕事を覚えようとして、業務外にも必死で勉強していたはずなのです。
しかし、だんだんと仕事に慣れてきて、目新しいことが無くなってしまいます。
緊張感が無くなっていき、だんだんと勉強をしなくなるのだと思います。
仕事を覚えていくうちにすっかり慣れてしまい、いつの間にか作業と化してしまう…。
いままでやってきたことを、そのままの流れとしてやっていくだけでいい…。
そういった状況に立ったときに、危機感を持つのかそのままでいいと思うのか…。
このあたりが勉強する人としない人の、分かれ目になるのではないでしょうか?
職場だけの付き合いしかなかったら、そうなってしまうのも無理はありません。
もっと新しいスキルを身につけていく…、そういった発想も必要なのだと思います。
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社会人が勉強しない3つの理由について
社会人が勉強しないというのは、すっかり緊張感を失ってしまっている状況です。
社会人が勉強しなくなる、3つのおもな理由について見ていきます。
キャリアアップに興味がない
出世に興味がないという人は…、若者に限らずかなり多いのではないでしょうか?
管理職になると上下からの締め付けがきつくなる、できればずっと現場で働いていたい…。
現状維持で良いと思っている人は、勉強に意識を向けることはほとんどありません。
キャリアアップがすべてではありませんが、将来どうするかは考えた方が良いと思います。
趣味やプライベートを優先したい
お金を稼ぐという義務感に駆られて、仕事をしているという人はかなり多いです。
会社のことは二の次で、趣味やプライベートの充実を何よりも優先したい…。
会社での仕事をしっかりとこなしていれば、あとは何をやるのも本人の自由です。
そういった人は、数年後の未来に目を向けて考えた方が良いのだと思います。
忙しくてやる暇がない
仕事があまりに忙しすぎて、改めて時間を取って勉強するなんてとても無理…。
残業時間が数十時間を越えてしまい、休日は体を休めるだけで終わってしまう…。
仕事も大事だとは思いますが、自分のやれる範囲の中で留まっているかもしれません。
新しいことに目を向けて、未知のものに挑戦していくことも大切だと思います。
勉強しない理由を総括すると「緊張感の欠如」
社会人が勉強をしない一番の理由は、緊張感の欠如なのではないでしょうか?
以下のような兆候が出てきたら、かなりヤバいように感じます。
・会社での肩書きだけ偉くなり、実際は中身の伴った仕事をしていない
・仕事に対する緊張感がなくなり、いままでの経験だけで何とかしようとする
・新しいことを学ぶのが億劫になり、その必要性もあまり感じていない
会社員の多くは、仕事内容やスキルよりも、人事や異動の方に関心があります。
ただしそれは、会社内部のみで通用するローカルルールでしかありません。
どこに行っても通用するスキルを身につけた方が、あとになってラクになります。
会社ルールのみに捕らわれていないか、しっかり考えた方が良いかもしれません。
勉強しなければならない動機づけを作る
こんな風に言っているわたしも、決して勉強熱心とは言えませんでした。
わたしの場合、転機となったのは、会社を辞めてフリーランスとして活動してからです。
会社員をしていたときと比べて、勉強に対する意識が大きく変わりました。
会社の後ろ盾がなくなってしまうと、自分は何も持っていないこと実感します。
このままではダメだという危機感から、意識的に本を読むようになりました。
社会人が勉強しない一番大きな要因は、緊張感の欠如にあるのではないでしょうか?
会社員の場合、上司と部下の関係性だけで、何とかなってしまうことは多いです。
馴れ合いになってしまったら終わりだ!わたしはそんなふうに思っています。
もし緊張感を失っているのであれば、意識的にその状態を作るのが良いかもしれません。
勉強するように外から言っても意味がない
いざ勉強をすると言っても、いったい何から始めれば良いのか分からない…。
そういった人は、ものすごく多いのではないでしょうか?
人が勉強しようと思うのは、必ず何かしらの動機づけがあったりします。
勉強したほうが良い!いくら外から言ったところで、ほとんど効果はありません。
勉強しなければヤバい!本人にそういった危機意識がなければ、すべて無駄に終わります。
内から湧き上がってくるものがなければ、何を勉強しても身につくことはありません。
危機意識を持つためには、どういったことをすれば良いのでしょうか?
わたしが思いつく方法としては、以下の3点があります。
・刺激的な環境に身をおく
・勉強しなければならない状況に自らを追い込む
・伴走してくれるコーチやパートナーを見つける
社会人に効果大!3つの勉強について
勉強する内容については人それぞれで、各々の興味で決めれば良いと思います。
ここではどこに行っても通用する、3つのスキルについて見てみたいと思います。
・ビジネススキルを学ぶ(仕事の質の向上)
・ビジネス英語を学ぶ(キャリアアップ)
・お金について学ぶ(家計の運用)
これらを気軽に学ぶことができる方法として、以下のようなものがあります。
・ビジネススキル…Udemy
・ビジネス英語…スタディサプリ
・お金…フィナンシャルアカデミー
勉強の仕方次第では、数年後に大きな成果を上げているかもしれません。
ビジネススキルを学ぶ
ビジネススキルを学ぶことによって、仕事の精度をさらに高めることができます。
昇進に向けた専門知識の形成、転職によるキャリアアップ、など、効果はさまざまです。
Udemyはアメリカで生まれた、世界最大級の動画学習プラットフォームです。
10万以上もある講座の中から、自分に合った学習を選ぶことができます。
ビジネス英語を学ぶ
ビジネス英語を学ぶことによって、日本に限らず世界に向けた仕事ができます。
世界の人口は増え続けているので、ビジネスチャンスも大きく広がるのです。
スタディサプリは、リクルートが運営している、スマホでできる英語学習アプリです。
スキマ時間でサクッとできる手軽さから、利用者が急増している人気アプリです。
英単語、日常英会話、ビジネス英会話、TOEIC対策など、さまざまなコースがあります。
お金について学ぶ
お金について学ぶことは、残念ながら日本の教育機関ではほとんど行っていません。
お金は生涯を通じて誰もが付き合うものなので、早くから学んでおいた方が良いです。
フィナンシャルアカデミーは、日本最大級のお金に関するセミナーを行っています。
これまでに累計33万人の人が受講していて、非常に高い満足度を誇っています。
お金のことを真剣に考える、良いきっかけとなるのかもしれません。
勉強することで未来は切り開ける
勉強をしても報われるとは限りませんが、勉強しなければ何も始まりません。
チャンスが回ってくることもないし、明るい未来を想像することもできません。
社会人の多くは勉強していないというのは、裏を返せば大きなチャンスだと思います。
早くから取り組んで習慣化すれば、周りから抜きん出ることができるのです。
冒頭にも書きましたが、社会人は1日に6分しか勉強していません。
国際的な比較で見ても、日本は断トツに低いという風に言われています。
成功を収めている人はみんな、ものすごい量の勉強をしていたりします。
何かを掴みたいと思ったら、まずはしっかりとその土俵に立つことだと思います。
勉強をして何とか自分を変えたい…、そんな人の一助となれば幸いです。