「ある犬のおはなし」は、ペットの殺処分の実態を明らかにする、非常にショッキングな本です。
日本という平和な国で生きている裏では、こんなにも残酷なことが行われている…。
ペットの殺処分という問題について、あまり表立って語られることはありません。
いざ現実に起きていることを目の当たりにすると…、本当に辛くて胸が痛くなってきます。
「ある犬のおはなし」に描かれている現実を、一人でも多くの人に知って欲しい!
作者の勇気ある行動に最大限の敬意を払いつつ、作品の感想を綴ってみたいと思います。
目次
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「ある犬のおはなし」について
2016年の東京都知事選で、小池百合子氏は7つのゼロという公約を掲げました。
その中の1つに「ペット殺処分ゼロ」といったものがありました。
4年間の都政でその公約は本当に達成したのか、ネットのニュース番組で検証が行われていました。
番組では竹田恒泰さんが辛口コメントをしていて、そこで「ある犬のはなし」を紹介していたのです。
「ある犬のおはなし」は、犬の殺処分の実態について克明に綴った本です。
とても胸が痛む話で、思わず目を背けたくなるような、悲痛な物語です。
この現場に居合わせるというのは、わたしだったら耐えられないと思います。
ある犬のおはなしのコンテンツについて
「ある犬のおはなし」は、さまざまなコンテンツがあり、実際に視聴することができます。
ホームページ
「ある犬のおはなし」の公式HPは以下となります。
さまざまな情報が掲載されているので、まずはこちらから見るのがおすすめです。
SNS
「ある犬のおはなし」は、ツイッターやフェイスブックでも発信を行っています。
過去にはFacebookで大変な話題となり、150万いいね!を獲得しました。
YouTube動画
「ある犬のおはなし」は、YouTube動画でもあげられています。
ピアノの響きが何とも言えない、悲しい旋律を紡いでいます。
絵本
「ある犬のおはなし」は、絵本の販売も行っています。
2015年に発売して、アマゾンでも非常に高い評価を受けている作品です。
本の収益は一部活動費に回るとのことで、わたしも1冊購入しました。
いまも繰り返されている悲しい話で、是非とも根絶して欲しいと願っています。
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「ある犬のおはなし」の感想について
![ある犬のおはなし](https://yama-rock.com/wp-content/uploads/2020/07/aruinu-1.jpg)
わたしはネットのニュース番組で存在を知り、すぐにYouTube動画を見ました。
これが日本の現実なのかと思うと、ものすごく胸が痛む思いに駆られます。
わたしはペットを飼っていませんが、それでも他人事で済むことではありません。
殺処分というのは頭で分かっていても、いざ目の前にすると思わず目を背けてしまいます。
わたしたちが何となく生きている裏では、見るも無残な出来事が行われている…。
平和な日本に生まれて良かったと思う一方で、残虐な一面も垣間見えてきます。
犬の殺処分の実態は、決して表に出てくることはありません。
わたしたちにできるのは、現状をしっかり認識すること、なのかもしれません。
殺処分の数は減ってきている
実際に犬や猫などの殺処分の数は、年間どれくらいになるのでしょうか?
引用:環境省自然環境局
犬や猫の殺処分数は、時代を経るごとに大きく減っていることが分かります。
一見するとうまくいっているように見えますが、事態はそう簡単ではないようです。
ダイヤモンドオンラインでは、「闇処分」が横行している実態を描いています。
>「殺処分ゼロ」はまやかし、日本でペットの「闇処分」が横行する理由
これを読むと、かなり闇の部分が大きいことが非常によく分かります。
竹田恒泰さんも番組内で、裏で行われていることについて説明していました。
裏で動いている人たちの動きが、ものすごく不気味で怖いです。
ものすごく根深い問題が横たわっていて、そう簡単に済む話ではないようです。
「ペット殺処分ゼロ」の公約について
![](https://yama-rock.com/wp-content/uploads/2020/07/dog-story.jpg)
「ペット殺処分ゼロ」という政治公約は、果たされたと言えるのでしょうか?
番組ではかなり疑問だと言った具合に、問題提起が行われていました。
政治の公約に掲げるのは良いですが、きちんと検証しなければ意味がありません。
ちゃんと振り返らなければ、また選挙で同じようなことを繰り返すことになります。
環境省のグラフは、殺処分の実態をきちんと捉えていないと感じたりします。
殺処分は事実として減っているけれど、単に保健所が受け入れていないだけ…。
そしてそれが政治闘争として使われているとしたら…、すごく悲しいことです。
ショッキングな様子を目の当たりにして、いろいろと考えさせられました。
以下の記事も非常に参考になるので、あわせてご覧ください。
「ある犬のおはなし」を1人でも多くの人に関心を持ってもらえれば幸いです。