新型コロナウィルスの影響は、会社や学校などさまざまなところに及んでいます。
そんな中、国会議員の仕事ぶりはどうなのか?と、疑問に感じる人は多いのではないでしょうか?
先日、国会議員の歳費2割削減が、国会で正式に決まりました。
国会議員の給料は多いとか少ないとか、いろいろ言われたりしますが…、その中身はどれくらいなのでしょうか?
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国会議員がもらっているお金について
国会議員は大きく分けて、以下の4つのようなお金をもらっています。
・歳費(給料に当たるもの)…月額129万円
・文書通信交通滞在費…月額100万円
・立法事務費…月額65万円
・公設秘書2人分と政策秘書の1人分の給料
今回削減したのは歳費に当たる部分で、月額129万円の2割カットです。
ニュースを見る限りにおいて、身を切る改革を実行したように映るかもしれません。
歳費削減の決定自体は決して間違いではなく、評価して良いように思います。
ただし全体から見れば、これで身を削ったと言えるのかは大いに疑問です。
国会議員はいくらもらっているのか?について、別記事で綴っていますのでご覧下さい。
歳費2割削減したあとの手取りについて
丸山穂高議員は、自身のツイッターで給与明細書を実際に載せています。
議員給与2割削減後の初歳費が出たので比較用に先月分とともにUP。手取りは人によって前後あるが大体-17万ぐらいか。ただ前に述べた様に、これとは別に月100万の文通費、政党交付金の分配、維新も含めた幹部が使いたい放題の政策活動費など。いやーこのご時世にほんと政治家こそ税金アジャースでしょ? pic.twitter.com/ifuQhtuWea
— 丸山 穂高 (@maruyamahodaka) May 8, 2020
コロナ前⇒803,617円(手取り)
コロナ後⇒632,366円(手取り)
これを多いと感じるか少ないと感じるかは、人によって違うと思います。
手取りが80万から60万に減るというのは、困らないけれど少し痛い、くらいの感じでしょうか?
2割削減というものを実際に目の当たりにすると、少しだけその痛みが分かりました。
わたしは丸山穂高議員の給与明細を見て、むしろ税金の高さに目が行きました。
ただし国会議員は、歳費以外にもいろんなお金をもらっています。
特に文書通信滞在費の月額100万円は、コロナ禍において絶対に使わない膨大な額です。
しかもこのお金は、領収書が不要で、何に使ったかを公表する必要がありません。
文書通信滞在費は、たびたび問題視されていますが、ずっと変わらずに続いています。
歳費削減も良いと思いますが、もっと本質に切り込んだ方が良いのではないでしょうか?
たとえ給料が多かったとしても、きちんと仕事をしていれば、国民からの支持は得られると思います。
丸山議員は素行があまりよろしくない印象ですが、この情報は非常に有益です。
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歳費2割削減はあらゆる手段の1つに過ぎない
歳費削減の決定自体は、非常に良いことだと思います。
大変な国難を迎えている時期に、痛み分けをするのはある意味で当然です。
ところが以下の2点において、解せない部分も多かったりします。
・意思決定のスピードの遅さ
・歳費以外の部分にメスを入れないのか?
そもそも給料に見合った仕事をきちんとやっていれば、あまり文句は出ないと思います。
歳費を減らすことが目的にせず、きちんとした仕事をまっとうして欲しい!
仕事でしっかりと報いて還元して欲しい!それが国民の切なる願いなのです。