発信力と言うと、目立ちたがり屋とか、自己アピールの強さ、といった、負のイメージを感じてしまう人もいるかもしれません。
日本人は昔から、黙って黙々とやるというのが、ある種、美徳だったように思います。
遠慮をすることや奥ゆかしさのようなものが、称賛されることもありました。
現代においては、その価値はどんどん変わってきているのです。
発信力は実践によって身につく能力であり、さまざまな分野で応用が利きます。
今後ますます必要となっていくので、知っておいて損はない力だと思います。
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発信力を身につけるには「場数を踏む」
テレビに出ている芸能人を見ていると、好き勝手しゃべってお金がもらえる、という風に感じてしまうかもしれません。
ところが実際は、表に見えないさまざまな要素が含まれているのです。
・相手に物事を伝えるプレゼン力
・情報を的確に届けるマーケティング力
・自分を演出する力
いざ同じことをするとなったときに、恥ずかしくてなかなかできません。
発信力はれっきとした能力であり、差別化を図れる重要なものなのです。
人前で話すことや、自分の考えを伝えるというのは、いきなりやれと言われてもできません。
普段から場数を踏んで、人前に立つことに慣れている必要があります。
発信力を磨くのは、あらゆる場面で応用の効く極めて有効な能力なのです。
これからの時代を生きていくために、発信力は磨いていて決して損はありません。
目立ちたがり屋とか弁が立つ人、というマイナスの見方は、どんどん少なくなっています。
誰もが気軽に発信できる時代には、少しでも磨いておくのが良いです。
発信するツールは整っている
ブログやSNSなどによって、個人が発信することが容易になりました。
これまでは発信者が一部の人に限られていましたが、いまは誰でも簡単に発信できる時代になっています。
有益な情報を発信し続けていると、やがて多くのフォロワーが付いてきます。
何を発信してどう届けるのか?それを突き詰めて考えると、立派なマーケティング力となるのです。
発信は簡単そうに見えますが、突き詰めて考えるとものすごく大変です。
微妙な言い回しや細かいニュアンスなど、相手にどう伝わるのかを考える必要があります。
どんなツールを使い、どの相手に向かって、どのように届けるのか。
すべてを総合した力が、発信力となるのだと思います。
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発信活動を否定的に見てしまう人へ
発信活動を否定的に見てしまう人もいると思います。
すべての人が発信することが、果たして本当に必要なのでしょうか?
人は元来、他人の話を聴きたがっているものです。
喫茶店で隣に座ったカップルの会話が面白い、という経験はあると思います。
人の話はそれぞれにとても魅力があるのです。
だからお金を払ってセミナーに参加したり、行きつけのスナックに行ったりするのです。
有益な発信することは、邪魔になるどころかむしろありがたいのです。
情報を得る側はどの人から話を聞くか、選ぶ権利があります。
いくら発信を行ってもその内容が無益であれば、誰も人は集まりません。
有益な情報を伝えてくれる人を、人は求めているのです。
ツイッターのフォロワーが多い人は、有益な情報を発しているのです。
バラエティに出ている芸能人は、好き勝手にしゃべっているのではありません。
いろんなことを考えて、より相手に伝わるように訓練しています。
こういった試行錯誤は、実はかなり苦労の多い地道な作業です。
最後まで手を抜かずに追求し尽くした人が、発信力を手に入れられるのです。
一言で発信すると言っても、さまざまな要素があってとても奥深いのです。
発信することにはちゃんと意味がある
なかには「目立ちたいだけ」とか「自己アピールが過ぎる」人もいます。
しかしこういった人は、決して発信力があるわけではありません。
何も考えず、のべつ幕なしにしゃべっているだけです。
情報を得る側は、そんなことはすぐに見抜きます。
どの情報を得るのかを決めるのは、受け手側なのです。
うまくない人は、あっとういう間に淘汰されてしまいます。
声が大きいとか大きくないとかは、あまり関係ありません。
必要なことを的確に伝えていれば、自ずとファンは増えていくのです。
自分1人が発信しても意味がない、と思うかもしれません。
しかし自分にとっては当たり前でも、他人にとって有益な情報があるのです。
テレビや雑誌の情報が有益で、個人の情報が無益、といったことはあり得ません。
相手にとって意味のある情報であれば、発信者が誰であろうと有益です。
継続して発信活動をすることにより、だんだんと信頼されるようになります。
指名されるようになったら、もはやその人は有望なファンなのです。
情報元が、大手の会社だろうと個人だろうと、関係ありません。
発信者が信頼されるようになれば、個人でも大きな影響を与えることができるのです。
発信力は仕事につながる
発信力を磨くことによって、仕事につながることもあります。
発信することに苦手意識を持っている人も多いので、ライバルに差をつけるチャンスです。
いまやツイッターやフェイスブックは、仕事を獲得する場になっています。
SNSによってあらゆる可能性が、とても大きく広がっているのです。
昔は一部の限られた人しか、発信することができませんでした。
いまは個人の誰もが、発信することが容易な時代なのです。
戦略をしっかりと練って自身をブランディングすれば、やがて周りはその価値に気付きます。
発信力にこそあらゆる活路が見い出せる、そんな素晴らしい時代なのです。