ジッタリンジンの「月夜の散歩道」は、切なくも美しい珠玉のラブソングです。
ジッタリンジンの名曲は数多くありますが、なかでも「月夜の散歩道」は群を抜いて素晴らしい!
しかし非常に残念なことですが、一般に広く知られているとは言えません。
ほとんどスポットを浴びることなく、多くの曲の中に埋もれてしまっているのが実態です。
「月夜の散歩道」は、ベストアルバムに収録されておらず、オリジナルアルバム『テンタスティック』もずっと絶版状態のままです。
この名曲にアクセスできる人はすごく限られていて、コアなファンしか知らないということが、本当に残念でなりません。
「月夜の散歩道」は知る人ぞ知る名曲、みたいになっているのは、日本の音楽シーンにとって大きな損失!そう言わざるを得ません。
コアなファンの間だけで親しまれている…、その程度で終わらせて良い曲ではない!なんて真剣に思ったりするのです。
ジッタリンジンの名曲「月夜の散歩道」について、詳しく見ていきたいと思います。
目次
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ジッタリンジン「月夜の散歩道」とは?
1999年10月、ジッタリンジンは7枚目のアルバム『テンタスティック』をリリースしました。
「月夜の散歩道」はアルバム『テンタスティック』の5曲目に収録されています。
『テンタスティック』は、ジッタリンジンの最高到達点と言っても過言ではない、最高に素晴らしいアルバムです!
詳しくは、ジッタリンジン全アルバムレビューの記事を書いているので、興味のある方はご覧下さい。
YouTubeに「月夜の散歩道」の素晴らしいカバーがあるので貼っておきます。
「月夜の散歩道」の魅力について
「月夜の散歩道」の素晴らしさは、さまざまな切り口から語ることができるのですが…。
なかでももっとも印象深いのは、冒頭のギターアルペジオではないでしょうか?
言いたくてもなかなか言い出せない胸にしまった感情を、心地よいギターやドラムの音に乗せて綴っています。
心の機微や繊細さを巧みな歌詞で生み出すことができる…、破矢ジンタさんはすごすぎです。
間奏で奏でられるアコーディオンの音色は、まさに美しさの極みと言っても過言ではありません。
最後にラララと歌っていく場面では、まるでスキップしながら歩いているかのようです。
鼻歌まじりの明るく歩んでいく様子は、すごく前向きな雰囲気が漂っています。
個人的に「月夜の散歩道」は、ミリオンヒットしてもおかしくない圧倒的クオリティだと思います。
切なくも美しい珠玉のラブソングは、空前絶後の名曲と言えるのではないでしょうか?
僕の中で月に関する一番の名曲はジッタリンジンの月夜の散歩道。お月さんって曲もあるな。ジッタは月の曲がいくつかある。
— 💛🐕🦺🅺🐕🦺🅾🐕🦺🅶🐕🦺🅴🐕🦺💙 (@71koge88) October 1, 2012
ジッタリンジンにハマりそう。月夜の散歩道が超好きだこれ・・・
— そ らべん🍃🥜 (@soraben06) April 29, 2013
ランニングのBGMで今日一番はまったのは、『月夜の散歩道』(ジッタリンジン)。
— Prism📸🎥 (@NaokiHarada2525) July 8, 2012
なぜかジッタリンジンの「月夜の散歩道」思い出してる。よーかぜがすずしくてー
— わぎー (@wagippi) January 18, 2014
月夜の散歩道そっと手をつないで
桟橋で話した夜風が涼しくて
会えなくなってから幾多の秋が過ぎたけど
今でも胸が張さけるほど
ジッタリンジンが好き#ジッタリンジン— TENTA (@TENTA2009_1010) November 17, 2019
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「月夜の散歩道」がベストアルバムに収録されていない!
「月夜の散歩道」は大変素晴らしい名曲ですが、残念ながらベストアルバムに収録されていません。
これほど素晴らしい名曲であるにも関わらず、なぜ、ベストアルバムから漏れてしまうのか?
どんなに頭をひねって考えても、まったく答えが出てきません。
なぜだ?なぜなんだ?担当者を突き止めて、納得行く解答が得られるまで問い詰めたいくらいです。
「月夜の散歩道」を外すなんて考えられない!普通にダメ出ししたくなります。
ベストアルバムの選曲には、ほかにもいろいろと議論する余地があります。
「市営プールを入れろ!」「黄昏を入れろ!」「ひまわりを入れろ!」いろいろ言いたくなってしまいます。
ただそういった中でも、入っていないのが信じられないというその筆頭が「月夜の散歩道」なのです。
現状「月夜の散歩道」を聴こうと思っても、聴く術がないというのが実態です。
(中古市場から仕入れるしか方法がありません)
せめて一般の人が普通にアクセスできるように、『テンタスティック』を再販して欲しい(現在は絶版状態)というのが、切なる願いなのです。
「月夜の散歩道」をミュージカルで聴きたい!
「月夜の散歩道」は、情景がものすごく思い浮かびやすい曲!なのだと思います。
好きな人と一緒に歩いていて、冷たい夜風が吹いている。
好きという気持ちを言いたいけど言えない、明日になればもう会えない…。
ずっと胸にしまっている気持ちを伝えたい…。
「あなたが好き」
あのとき叶わなかった恋を思い返し、ラララと歌いながら夜道を散歩していく…。
切なくて悲しいけれど、ラララと歌う声はどこか明るくて前を向いている…。
わたしは「月夜の散歩道」を聴くたびに、ものすごく想像力を掻き立てられます。
もし「月夜の散歩道」をミュージカルにすれば、この曲の良さが何倍も出るように思ったりします。
ジッタリンジンの楽曲で作ったミュージカル…、考えただけでワクワクします。
「アニー」を聴いても「自転車」を聴いても、感情に訴える素晴らしい曲がものすごく多いので、絶対にミュージカルが合うと思います。
ミュージカル「マンマ・ミーア」は、ABBAの楽曲を使って世界を席巻しました。
ミュージカル「RENT」は、ロックミュージカルという新たな地平を切り開きました。
ジッタリンジンの楽曲はこれらにも劣らない、いやむしろ上回っているものばかりです。
もしジッタリンジンの曲で作られたミュージカルができたら…、たちまち世界を制する!と思ったりするのです。
ジッタリンジンの曲で作ったミュージカルができれば、和製ミュージカルの最高傑作として、歴史に名が刻まれるのではないでしょうか?
そして、そのメインに据えるのが「月夜の散歩道」だと思うのです。
ファンの勝手な妄想に過ぎませんが、ミュージカルで聴くジッタリンジン、考えただけですごくワクワクします。
1ファンの単なる空想に過ぎませんが、誰か本気で取り組んで実現してくれないでしょうか?
「月夜の散歩道」は10年後も聴きたい屈指の名曲!
「月夜の散歩道」は、ジッタリンジンのコアなファンだけが知っている、そんな曲に留めておくべきではありません。
「月夜の散歩道」は、何年経っても色褪せない、珠玉の名曲なのです。
「月夜の散歩道」という本当に素晴らしい名曲を、1人でも多くの人に知って欲しい!
いつの日か、ジッタリンジンが再び脚光を浴びて再評価されることを、いちファンとして心から願っています。