働きたくない若者は、いまも昔も必ず一定数いて、社会をはみ出しながら生きています。
国や時代などを問わず、若者のメンタリティは、常に一定を保っているように感じたりします。
働きたくないというのは、若いからこそ言える専売特許であり、大人になればなかなか許してもらえません。
わたしの持論としては、働きたくない若者は、徹底的に逃げるのが吉です。
社会と戦うのは分が悪いので、社会の隙間で生きていくことを模索するのが良いと思います。
大人といがみ合ってみたところで、良いことなんて1つもありません。
大人になればいずれ働くことになり、どこかで折り合いを付けるときが来るのです。
一方で、働かない若者に対して頭ごなしに非難する大人も、決して正しいとは思いません。
老害とか頭の堅い大人とレッテルを貼られるだけで、何もメリットはありません。
若者と大人に横たわる溝なんて、どうせ埋まるはずがありません。
対立よりも共感できるところを見つけていく…、それによって少しだけ雪解けが生まれてくるものなのです。
目次
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働きたくない若者が何を考えているのか?
働きたくない若者は、社会に対してさまざまな不満を持っています。
このまま行けばつまらない大人になる
普通に就職して働くことが、つまらないと思っている若者は非常に多いです。
会社にすごい人はたくさんいるのですが、会社員という働き方や制度に対して不信に思っています。
働かずに好きなことをして生きられるのであれば、それに越したことはありません。
会社という場ではないところで、自分の力をとことん試してみたい…、そんな思いがあるのです。
やがて社会に染まっていく
社会に染まっていくことに対し、若者は恐怖のような感情を持っています。
わたしは働くことにあまり疑問を感じなかったので、普通に働いていました。
しかし周りに聞いてみると、労働に身を投じることに拒否反応があったりします。
働くことに疑問を持つのは良いですが、考えすぎるのもまた違うと思います。
先の見える人生に嫌気が差す
大人がたどった道を歩んでいくと、やがて同じようにつまらない人生を歩む…。
先が見えることに対して、嫌気を差している若者は多いです。
5年後や10年後、何となく分かってしまう人生が、嫌なのです。
若者は安定も欲しいですが、一方で刺激的で楽しい人生を求めていたりするのです。
働きたくない若者は未来を悲観しすぎている!
働きたくない若者は、先を見越して考えすぎているように思います。
働くことに意味はないとか、歯車になるのが嫌とか、いろいろ考えすぎています。
働くことはそんなに悪いことではなく、ごく普通のことです。
考える暇があるなら、自分がこれだと思うことを行動すれば良いのです。
理屈っぽくてあれこれ難癖ばかりつけている人は、老若男女問わず嫌われます。
働かないというのはその時点で、マイナスイメージからのスタートなのです。
しかし肝心の行動に移すことなく、くすぶっている人は多いのです。
リスクを背負ってその壁を突き破るのか、既存の価値観に従っておとなしく働くのか、どちらかしか道はないのです。
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希望はないけど安心・安定はあるという点は評価すべき!
日本は最悪だとか希望のない国だ、なんて言う人がいます。
これはわたしの持論ですが、日本ほど恵まれていて、快適に過ごせる国はありません。
希望は持ちづらいかもしれませんが、安心や安定があるという点は、評価するべきだと思います。
銃がない社会、安心して暮らせる治安の良い社会、当たり前のように享受していることが、世界ではまったく当たり前ではありません。
人は居住の自由があるので、嫌なら無理して住む必要はありません。
日本が嫌なら海外に行って、幸せを見つけに行った方が良いと思います。
メリットを享受しながら、日本の文句を言う人は思いのほか多いです。
嫌なら自分で変えれば良いのですが、行動に移すことなく文句を言いっ放しなのです。
日本の若者は労働意欲が世界最低水準である!
アメリカのギャラップの調査によると、日本は「熱意あふれる社員」の割合は6%しかいません。
アメリカの32%に比べて大幅に低く、調査した139ヵ国中132位の最下位クラスだったのです。
世界第3位の経済大国が働く意欲がとても低いというのは、考えてみれば不思議な感じです。
世界の中で日本の地位は少しずつ落ちてきていて、今後どうなってしまうのか心配です。
中学生に聞いた将来になりたい職業ランキングベスト3
ソニー生命は、中高生が思い描く将来についての意識調査2019 を公開しました。
さまざまな質問がありますが、男子中学生が将来なりたい職業ランキングがすごいことになっています。
1位 YouTuberなどの動画投稿者
2位 プロeスポーツプレイヤー
3位 ゲームクリエイター
楽しそうとかラクそうといった、イメージで選ばれていることが想像できます。
普通に働くことに対する嫌悪感や、大人の背中を見て感じる部分もあるように思います。
学生のぬるさと社会の厳しさに大きな溝がある!
就職活動では毎回、学生と企業のミスマッチが起きています。
企業が求める人材と学生が求める仕事内容が合わず、すぐに辞めてしまう人があとを絶ちません。
若者は会社の型にハマることに対し、ある種の嫌悪感を抱いているように思います。
時代は急激な流れで変化し続けているのに、会社が変化がついていけておらず、旧来の価値観を押し付けているのです。
古いものがすべてダメということではなく、時代に合わせる努力を怠っているように思います。
働きたくないなら働かなくてOK!ただし35歳までには腹を括る!
働きたくないなら、無理して働く必要はありません。
働くなんていますぐにでも辞めて、自分の道を突き進めば良いと思います。
ただし、イヤなことを避けて中途半端な気持ちで言っているなら、まったく意味がありません。
スキルを徹底的に磨いたり、何か目標を見つけてやる、ということが大切です。
働くたくないというのは、目標があってのことなのか、甘えなのか、が必ず問われます。
働かなくても懸命に頑張っている姿勢があれば、周りは応援してくれるのです。
タイムリミットをしっかりと決めて、思い切り励めば結果はついてくるでしょう。
燃え尽きるまでやり抜けば、あとはどうなっても後悔することはありません。
若者の底力をうまく取り込めていない大人も考え直すべき!
変化の激しい世の中では、大人も考えを改めなければなりません。
旧来の価値観で型にはめようとするだけでは、若者が反発するのは当然です。
若者の力を存分に引き出すためには、しっかりと寄り添う姿勢が必要です。
デジタル・ネイティブ世代から、大人が学ばなければならないことも多いのです。