映画批評

映画『Fukushima 50』を観た感想とレビューについて

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※本記事は一部ネタバレを含みますので、あらかじめご了承下さい。

映画『Fukushima 50』が、ものすごく素晴らしい作品でした。

まだ記憶に新しい、東日本大震災と福島原発事故を題材にした映画です。

ものすごい緊張の連続と、豪華な俳優陣、リアルな現場の再現…。

この迫力を伝える方法は、映画以外ではとてもできないと感じました…。

 

現実に起きたことなので、だいたいの結末は知っています。

それでも次々と起きるトラブルの連続は、見ている側もハラハラします。

手に汗の握る怒涛の展開で、2時間あっという間に過ぎていきました。

知らないことも多かったので、映画を観て本当に良かったと思います。

 

映画を観て改めて、テレビ報道だけでは真実は伝わらないと思いました。

現場は大変な状況に見舞われていて、かなり危険な状態でした。

福島原発事故は「人災」など、いろいろ言われることがあります。

たしかに「人災」の側面もあると思いますが、映画を見ると、その一言で片付けていいものか?と考えてしまうのです。

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映画『Fukushima 50』のキャスト、監督、原作について

映画『Fukushima 50』は、以下のとおりです。

キャスト

佐藤浩市、渡辺謙、吉岡秀隆、緒形直人、火野正平、平田満、萩原聖人、堀部圭亮、

小倉久寛、和田正人、石井正則、三浦誠己、堀井新太、金井勇太、増田修一朗、

須田邦裕、皆川猿時、前川泰之、Daniel Kahl、小野了、金山一彦、天野義久、金田明夫、

小市慢太郎、伊藤正之、阿南健治、中村ゆり、田口トモロヲ、篠井英介、ダンカン

泉谷しげる、津嘉山正種、段田安則、吉岡里帆、斎藤工、富田靖子、佐野史郎、安田成美、

監督

若松節朗

<フィルモグラフィー>

COMPLEX BLUE(1994年)

ホワイトアウト(2000年)

子宮の記憶 ここにあなたがいる(2006年)

沈まぬ太陽(2009年)

夜明けの街で(2011年)

柘榴坂の仇討(2014年)

空母いぶき (2019年)

Fukushima 50(2020年)

原作

門田隆将 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発

映画『Fukushima 50』の感想について

わたし自身、福島原発事故は何とかなるだろうという、楽観的な気持ちがありました。

どうせテレビが必要以上に煽っているだけではないか?なんて考えていました。

しかし映画を観て、決してそんな状況では無かったことがよく分かりました。

特に以下の描写が出てきたときは、恐ろしくて寒気がしました。

・爆発が起きたらチェルノブイリ事故の約10倍の規模

・東日本全域が住めなくなってしまう

東日本全体を巻き込んですべて住めなくなる…、考えただけでゾッとします。

それは決してあり得ない話ではなく、十分に考えられるレベルまで来ていた…。

現場の作業に当たった人たちの尽力に、本当に頭が下がります。

 

映画『Fukushima 50』には、ほかにもいろんな場面が出てきます。

東電本店とのやり取り、総理の現地訪問…。

彼らはそれぞれ立場があって、正義や価値観に基づいて行動をしています。

平時であれば1つ1つの行動が、それほど問題視されることはありません。

 

ただし緊急時のときには、一瞬の判断が命取りになる…。

極限状態の中で、人の本性は徐々に明らかになってくるように思います・

東電本店の苦悩や総理の悩みは語られませんが、絶対にあることは確かです。

ただ、映画『Fukushima 50』を観たときに、現場に感情を寄せてしまうのは事実です。

 

結局、立場のある偉い人は横から口出しをして、自分では何もしない…。

責任は自分が取る…なんて威勢の良いことを言っても、現場はすべて見透かしている…。

普段は表面化しないことも、緊急時にはそれが出てしまうものだ、と思います。

結果、本店や総理大臣は一体何をやっているのか?みたいになったりするのです。

 

責任を取るというのは、言葉で言うのではなく行動で示す…。

それをもっとも体現していたのは、現場で指揮を取った吉田所長と作業に当たった人たちなのだと思います。

これが日本ではなく海外であれば、真っ先に逃げていたかもしれません。

現場で作業に当たった人たちには、本当に頭が下がります。

 

完全に涙腺が崩壊して、涙なくして観ることができない作品でした。

日本を大きく揺るがした大問題を、映画を通じてリアルに体験することができます。

『シン・ゴジラ』は架空の話でしたが、総理官邸の様子はものすごくリアルでした。

『Fukushima 50』はリアルを地で行く、本当にものすごい作品です。

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映画『Fukushima 50』の口コミや評判について

映画『Fukushima 50』はものすごく面白かった!

映画『Fukushima 50』は、現実に起きたことを元に映画化した作品として、これ以上にない出来だと思います。

わたしの中では、今年1番の映画は『Fukushima 50』で決まり!と言いたいほどです。

『Fukushima 50』を観て、海外の人たちはどのような反応を示すのでしょうか?

コロナの影響で動員が少ないみたいですが、たくさんの人に観て欲しいと思う作品です。

 

政治的な要素も含まれているので、賛否のある映画なのかもしれません。

わたしは政治的メッセージにあまり関心がなく、面白ければ良いと思います。

映画『新聞記者』は日本アカデミー賞を取りましたが、とても面白い映画でした。

政治信条は人それぞれで、右とか左とか言われたりしますが、エンタメとして楽しめれば良いと思います。

映画『Fukushima 50』は、リアルでものすごく面白いので、是非ご覧下さい。

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