出世できないと分かったら、その後に考えられる方向性は2つだけです。
・いまよりもっと頑張って出世を目指す
・いまの道を捨てて新しい道に進んでいく
出世はあくまで組織の中の評価であって、外に出れば何の意味もありません。
出世を目指すことは悪くありませんが、出世に縛られているのであれば大きな問題です。
ある程度キャリアを積んでいくと、評価されるポイントは仕事ができるか否かではありません。
社内政治や人事など、自分ではどうにもできない要素が大きく関わってくるのです。
出世できないと分かったら、自分の道を進んでいくという一択で良いと思います。
目次
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出世ができないのは絶望なのか?希望なのか?
出世できないのは、果たして絶望なのでしょうか?それとも希望なのでしょうか?
これは考え方次第で、いくらでも変わってくるように思います。
仕事を頑張った先には出世が待っている、という価値観の人からすれば、大きな絶望です。
出世に対して希望も思い入れもない人からすれば、単なる結果にすぎません。
出世は不確定要素が非常に多く、自分の努力でどうにかできることではありません。
いざ出世を果たしても、本当にその人が幸せなのか?という疑問もあります。
組織で重責を担う様子は、端から見てもすごく大変です。
責任の大きさばかりが増えて、仕事が楽しそうに見えなかったりするのです。
出世できないと突きつけられた方が幸せである!
壁にぶち当たるというのは、誰もが必ず経験することです。
スポーツ選手が自分の才能に限界を感じて、深く悩んだりします。
ところが会社では、出世に対しての評価ポイントがかなり不明確です。
何が評価の対象なのか分からないので、納得できない人がいてもおかしくありません。
努力すれば必ず夢は叶う…、日本の教育は頑張ることをずっと推奨してきました。
その教育はすごく正しいと思いますが、一方で過剰な頑張り信仰があったりします。
どんなに頑張ってもどうにもできないことがある…、現実を突きつけられる場面は絶対に必要です。
昨今、出世を望まない若者が増えているのは、組織でやっていくことに何となく行き詰まりを感じているのではないでしょうか?
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出世できないことを見て見ぬ振りをするのが一番の悪!
会社では出世できなかったときに、くすぶってしまう人が必ず出てきます。
出世できなかったというのは、必ず何かしらの理由があります。
出世できないのを周りのせいにして、素直に受け入れようとしないのが、もっとも最悪です。
納得いかないのであれば原因を考え抜いて行動に移す…、その姿勢が大切です。
ところがそういった人は、尊大に振る舞っていたりすることが多いです。
会社にいると、上司と部下の関係なのにやたらと偉そうに振る舞う人がいます。
部下なのに上の人を立てない、敬語を使わない、先輩OB風を装っていて、評論家みたいにあれこれ口出しする…。
端から見ればすごく格好悪いのですが、本人はそのことに気付いていません。
どんな組織にも当てはまりますが、先頭を切って走っているのは普通にすごい人です。
一方で、出世できず中途半端にくすぶっている人は、扱いにものすごく困るのです。
会社から辞めさせることができないので、対処しようがありません。
組織にぶら下がって甘い蜜を吸っている人が、実は1番タチが悪かったりするのです。
出世は会社組織のルールであって世の中のルールではない!
出世をするかしないかは、あくまで会社組織のルールでしかありません。
その会社が正しい判断を下しているかと言うと、かなり怪しいものがあります。
人間の評価はとても曖昧なもので、個人の感情が大きく入り込んでいます。
出世できなかったからと言って、落胆する必要はまったくありません。
出世すればするほど、誰かにとって使い勝手が良い、という側面が大きくなります。
人当たりの良さや、相手の懐に入る力は、立派な能力なので、それ自体は悪くありません。
自分はそれを持っていない・・・、だからと言って相手を非難するのはお門違いです。
組織に属している以上は、組織のルールにおとなしく従うべきです。
出世が偉いなんていうのは幻想にすぎない!
ものすごくひどい言い方をすれば、出世なんてただのお山の大将に過ぎません。
出世して何をするかが大事なのに、出世自体を問うのはものすごく不毛なのです。
出世をするのはとても大変なので、そこは非難されるべきことではありません。
ただし出世は単なる肩書きに過ぎず、それにすがって生きようという魂胆がイヤラシイのです。
出世をするのは非常にめでたいことですが、出世だけがすべてではありません。
新たな道を模索して、成功をおさめる人はいくらでもいるのです。
出世できないと分かったら、くすぶっていないでサッサと別の道を歩みましょう。
会社に縛られる人生から解放されるのは、すごく気持ち良いものなのです。
出世できないから独立するというのはある意味で王道である!
出世できないから独立するというのは、とてつもないリスクに感じるかもしれません。
ある程度歳を取ってから独立するというのは、ある意味で王道なのです。
若いうちからやっていないと無理、と感じる人も多いかもしれません。
統計調査によれば、独立する人の平均開始年齢は、実は43歳なのです。
40代は、会社での最終地点が少しずつ見え始めるころです。
自分の行く末を安易に決めるのではなく、もう一花咲かせることに、注力しても良いのではないでしょうか?
会社員を長く続けられた人であれば、能力が足りないなんてことはありません。
本気になってぶつかっていけば、必ず何かしら見えてくるものがあるのです。
出世できないと分かったときに新たな気付きと行動が生まれる!
出世ができないと分かったとき、そこに待っているのは絶望ではありません。
新たな気付きと次なる行動を生み出すチャンスなのです。
会社の価値観だけで生きていくのは、ある意味でものすごくリスクです。
外の世界を知ったとき、世の中は思った以上に広くて、豊かなことに気付きます。
挑戦するには歳を取りすぎている、なんてことは絶対にありません。
いまからでは遅いとか、家族が反対する、なんて言うのは、すべて言い訳です。
出世できないと落胆する暇があるくらいなら、新しいことに挑戦しましょう。
別の道を極めれば、会社員でいるよりもずっと輝くことができるのです。