ピチピチチャプチャプランランラン~。
子どものころに一度は、この言葉を口ずさんだことがあるのではないでしょうか?
子どものころは頻繁に口ずさむことはあっても、大人になると、めっきり言わなくなってしまいます。
しかしわたしは、いまも耳にタコができるほど、このフレーズを聴いています。
ジッタリンジンの「雨上がり」は、まさにこのフレーズが大変印象に残る名曲です。
これほど意義深い「ピチピチチャプチャプランランラン~」は、ほかに聴いたことがありません。
「雨上がり」は、全体的に哀愁が漂っていて、美しさと寂しさが見事に同居しています。
春川さんのアコーディオンが、切なさと儚さをさらに引き立てています。
ジッタリンジンの曲を聴くときに、「雨上がり」は、絶対に外すことはできません。
チャイコフスキーの甘美なメロディにも似た、本当に美しい旋律に満ちているのです。
目次
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ジッタリンジン「雨上がり」について
ジッタリンジンの「雨上がり」は、ジッタリンジンの隠れた名曲の筆頭なのではないでしょうか?
これほど胸に迫ってくる曲は、ほかではなかなか味わうことができません!
「雨上がり」はアルバム『Banzai Attack』に収録しているのですが、わたしの感覚だとアルバムの雰囲気に合っていません。
「雨上がり」は、1つ前のアルバム『here, rattler, here!』にこそ、合っているように思います。
ジッタリンジン「雨上がり」の歌詞を見てみる
ジッタリンジン「雨上がり」の歌詞を見ていきます。
雨上がりなら素直になれた
茜色に染まる二人きりの帰り道
遅刻しそう自転車が抜いて行く
学校までの1.1kmの道
肩をポンとたたかれて蹴り返す
みんなの目がいつも気になっていた
ピチピチ チャプチャプ ランランラン
雨上がりなら素直になれた
水たまり飛び越し君に手を振る
雨上がりなら素直になれた
茜色に染まる二人きりの帰り道
風景描写と心理描写がところどころに散りばめられています。
風景描写…雨上がり、水たまり、自転車、茜色に染まる帰り道
心理描写…素直、みんなの目が気になる
「ピチピチ チャプチャプ ランランラン」は何を意味するのでしょうか?
これは文字どおり、雨がやんで水しぶきを上げて歩いていく様子、だと思われます。
教室から見えるお城の桜
噂話好きな女の子達
何も変わらないような三年間
君の事も最初から好きだった
ピチピチ チャプチャプ ランランラン
周りの目を気にしながらも、一途に思い続けている様子が見て取れます。
何も変わらないような三年間というのは、中学生か高校生なのでしょうか?
雨上がりなら素直になれた
水たまり飛び越し君に手を振る
雨上がりなら素直になれた
茜色に染まる二人きりの帰り道
全体をつかさどっている入江さんのドラムが、ものすごく心地良いです。
美しくも物哀しい、春川さんのアコーディオンが絶品の1曲です。
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ジッタリンジン「雨上がり」を聴くには
ジッタリンジン「雨上がり」は、アルバム『BANZAI ATTACK』で聴くことができます。
「青いカナリア」で始まって「雨上がり」で終わる…。
『BANZAI ATTACK』は、最初と最後が群を抜いて素晴らしいです。

ベストアルバムには収録がない
「雨上がり」は残念ながら、ベストアルバムに収録されていません。
ジッタリンジンのベストアルバムの選曲には、疑問を感じるときがあります。

サブスクリプション(音楽配信)でも聴けない
ジッタリンジンは、サブスクリプション(音楽配信)で聴けるのはごくわずかです。
アルバム『Moonlit Lane』と、一部の曲のみとなっています。
ジッタリンジン「雨上がり」の口コミと評判について
ジッタリンジンの「雨上がり」は、口コミでも評判が良いです。
ジッタリンジンの「雨上がり」って歌聴いてる。
— おんくん(旧) (@onkun1) September 10, 2015
雨上がりなら素直になれた。もう一度LIVEを見たい・・・
ピチピチチャプチャプ
ランランラン#ジッタリンジン— TENTA (@TENTA2009_1010) June 15, 2019
今日は雨ですが、「雨上がり」は後期の中でも特に好きな曲です。
「相合傘」に「雨」にと、ジッタリンジンは雨にまつわる名曲が多いですね。
Yasuharu— Subversive (@Subversive3) September 6, 2017
20周年の渋谷のセトリ、コスモス、雨上がり、晴の順序は神だった。
♯ジッタリンジン— サノジンタ (@Eq187Z1xLE0nqB4) March 12, 2016
今日も何故かジッタリンジン聴きながら有楽町に到着。いつも思うけど、バンザイアタックのラスト2曲は本当にいいなあ。“サムライガール”と“雨上がり”。今夜は青いサムライ達に頑張ってもらわねば。その前にオイラは仕事頑張ります☆ #nowplaying
— マモ・タナカ@ドラマー稼業 (@mamo_lownum) January 12, 2011
ジッタリンジン「雨上がり」は絶対に外せない1曲!
ジッタリンジンの「雨上がり」は、今後もずっと語り継いでいきたい珠玉の名曲です。
「雨上がり」の必殺フレーズは、決して奇をてらったものではありません。
この一言があることによって、より描写が深まっているように思うのです。
ピチピチチャプチャプランランラン~。
文字で書くとふざけているみたいですが、音楽は本当に素晴らしいです。
「雨上がり」は非常に完成度が高く、ほとんど隙が見当たらない曲です。
この魔法のフレーズが、名曲たらしめている大きな要因だと思うのです。
大の大人がシラフで声に出して言うのは、正直言ってとても恥ずかしいです。
しかし「雨上がり」を聴けば、間違いなく口ずさみたくなります。
「雨上がり」を聴いて、口ずさんでくれる人が増えれば幸いです。