政治・経済

ねずみ小僧と猫じじいについて ~消費税増税の例えが秀逸だった件~

猫じじいという言葉を知っている人は、ほとんどいないと思います。

この言葉を頻繁に使って、秀逸な例えをしている人がいます。

経済評論家の上念司さんは、消費税増税のことをツイッター上で、以下のようにつぶやいています。

ねずみ小僧が猫じじいになっている点が問題なの。

貧乏人から金取ってピンハネして戻すって、問題でしょ?

その後も、ラジオやネット番組、あらゆるところでずっと猫じじいを連発していました。

意味合いとしては、ねずみ小僧は「金持ちから貧乏人に配る」ことで、猫じじいは「貧乏人から金持ちに配る」ことのようです。

ねずみ小僧の対義語として、猫じじいという言葉を使っているのです。

上念司さんの消費税増税の解説

話は消費税増税について議論しているときのことです。

政府は消費税増税によって得た財源は、すべて社会保障に当てる、と明言しています。

しかし社会保障というのは本来、金持ちからお金を取って、貧乏人に配るという「ねずみ小僧型再分配」が基本であるはずなのに、

いま政府がやろうとしていることは、消費税増税で貧乏人にとって一番負担の重い税で取り、それをさらに貧乏人に配るという形になっています。

配るときに少しだけピンハネをします。ピンハネの中身は、車を買う人、家を買う人の優遇になっています。結果、この政策は金持ち優遇となっているのです。

これは「ねずみ小僧型再分配」の反対で「猫じじい型逆再分配」なのではないだろうか?

という話なのです。

ねずみ小僧⇒金持ちから貧乏人へ

猫じじい⇒貧乏人から金持ちへ

猫じじいの口コミについて

猫じじいはツイッターでもつぶやかれています。

消費税増税する意味について

そもそも消費税増税は果たして意味があるのでしょうか?

専門家の多くは、いまやるべきタイミングではない、と警告を発しています。

消費が回復しきっていない段階で消費税を上げるのは、経済に深刻な悪影響を及ぼすという意見が大半を占めているのです。

安倍政権は消費増税を二度延期しました。しかし今回の三度目は、まぬがれそうにありません。

 

今回の増税は公明党に気を遣い、軽減税率が適用されています。

さらにキャッシュレスでポイント還元という、ヘンなオプションも加わっていて、結果、恐ろしく分かりにくい税体制ができ上がりました。

運用コストを計算すれば、逆に意味がないようにも思えてきたりもします。

複雑怪奇な税体制は、一体誰にための政治なのか、本来の目的を完全に見失っているように思います。

二度の消費増税は、憲政史上初

安倍政権は憲政史上初めて、消費増税を2度も決行しました。

2013年ごろは5%だったと思うと、隔世の感があるのはわたしだけでしょうか?

税収をつぶさに観察すると、消費税による税収は大きく増えています。

ただし、その代わりに大きく減っているものがあります。法人税です。

出典:財務省HPより

消費税を増やす一方で、法人税を減らしているのです。

政府の姿勢からも、大企業や金持ち優遇はますます鮮明になっています。

さらにGPIFの株割合の増加なども考えると、大企業は政治と癒着しているのではないか?と感じることもあります。

日本の大企業は果たして健全な競争をしているのでしょうか?

 

国際競争力をつけるために、大企業には頑張ってもらわなければならないけれど、一方でこれに属していない人は、蚊帳の外に置かれている状況です。

アベノミクスと言うけれど、金融緩和以外に大きな成果を上げたものはありません。

プライマリーバランス黒字化目標を掲げて財政支出を抑え、ついには民主党政権下よりも公共事業を削ってしまいました。

「コンクリートから人へ」を謳った民主党よりも、さらに削っているのが現在の状況なのです。

 

格差がものすごいスピードで進んだことは、ほぼ間違いありません。

猫じじいになっている状況は、是非とも是正してもらいたいものです。

猫じじい関連グッズ

猫じじいに関連した?商品を集めてみました(笑)、気になる方は以下からどうぞ。

①アマゾンプライムビデオで放送されている、子猫TV宇宙の子猫です。

②おやじ猫 果報は寝て待て 猫の置物です。

③袋鼠(ポサム)親爺の手練猫名簿 イギリスの文豪、T.Sエリオット作です。

ミュージカル「キャッツ」の原作です。

④ミュージカルの大金字塔です。アマゾンアンリミテッドで聴き放題です。

⑤猫野係長(しりふりおやじ猫)。猫のぬいぐるみです。音楽に合わせて踊ります。

上念司さんの本も大変素晴らしいです。是非どうぞ。