就活は人生の方向性を決めるビッグイベントで、死にもの狂いで取り組むものと考えている人も多いかもしれません。
わたしは就活は適当で良いと思っていて、それほど肩肘を張って頑張るものではないと思います。
相手に良く見られるようにたくさんのテクニックを駆使しても、大人はすべて見透かしています。
人事は人を見るプロであり、これまで数多くの就活生を見てきているのです。
就職活動は、努力でどうにかできる類いのものではありません。
頑張っても頑張らなくても、受かるときは受かるし、受からないときは受かりません。
就活は縁によって決まる部分が非常に大きいので、そもそも頑張る余地があまりないのです。
仕事や恋愛などさまざまなことに言えますが、すべては縁なのです。
縁には頑張るとか頑張らないとか、一切関係がありません。
むしろ時の流れに身を任せて、素直な気持ちに従った方が良いのです。
最低限の礼儀やマナーさえ守っていれば、あとは特にやることはありません。
ここで言いたいことは、頑張って背伸びをすることを決して否定するものではありません。
努力するのはもちろん良いですが、それだけがすべてではないと肝に命じておいた方が良いと思います。
スポンサーリンク
就活はさっさと終わらせるのが吉!人生は受験や就職で決まるわけではない!
受験や就職はあくまで1つのステップであり、決してゴールではありません。
苦労して会社に入っても、あっという間に辞めてしまう人は後を絶ちません。
必死な思いで就活をした場合、つい辞めることに躊躇してしまいます。
「こんなはずじゃなかった・・・」
皮肉なことですが「頑張れば頑張るほど後に引けない」というジレンマに陥るのです。
努力や頑張りは決して否定しませんが、頑張り過ぎるのは考えものです。
予定が狂ってしまったときに、ポキっと心が折れてしまうのです。
一方であまり頑張らなかった人は、辞めることに未練はありません。
結果、自分の気持ちに従って、すぐに行動に移すことができるのです。
頑張ることは決して悪くないのですが、時には足かせになることもあります。
無理して頑張っていると、必ずどこかで行き詰まってしまいます。
世の中には努力でどうにかできることと、努力ではどうにもできないことがあるのです。
何でもかんでも頑張るのは、一見正しいようですが、実はとても危険なことなのです。
就活を終えた先のレールで待っているもの
以前「資格は85%無駄だと思う」という記事を書きました。
資格や肩書きといったものは、そもそも何の意味もありません。
・東大出身
・大手企業の社員
・TOEIC950点
いずれも立派なことですが、使いこなさなければ意味がないのです。
資格や肩書きは、最低限の担保という意味合いしかありません。
・東大出身だから地頭が良いだろう
・大手企業社員なら仕事ができるのだろう
・TOEIC950なら英語はかなりできるのだろう
資格や肩書きが立派でも、最終的には人を見て判断するのです。
就活を頑張るというのは、最低限を手に入れる作業と何ら変わりありません。
東大に行くことはとてもすごいことです。
しかし、東大自体に価値があるわけではありません。
そのブランドを使って、自分をどう活かしていくか、が重要なのです。
社会に出れば、東大出身の凡人なんて山のようにいます。
わたしの場合、受験も就職も適当にやり過ごしていました。
「どこかに滑り込めばいい」くらいの気持ちでしかありませんでした。
中学になると、高校受験が待っています。
高校になると、大学受験が待っています。
大学になると、就職活動が待っています。
企業に入ると、出世の競争が待っています。
レールの上に乗っていれば、延々と終わりのない競争が待っています。
うまく立ち振る舞える人は、そこで戦うのも良いかもしれません。
わたしはそんな競争に勝つことなんてできない、早くから分かっていました。
早々に競争から降りて、既存の道からどんどん外れていったのです。
既存の道を外れていくと、自分だけのオリジナルが生まれます。
自分の人生を生きている、といったリアルな実感を味わうことができます。
心地良い開放感に浸ることができて、他人のことに対しても寛容になることができます。
人生が楽しいことばかりになっていって、最大限に謳歌することができるのです。
スポンサーリンク
就活で頑張りすぎると見返りを過剰に求める恐れがある
受験勉強や就職活動など既存のレールを歩んでいくと、とにかく競争がすごいです。
こういったものは努力で掴み取るものではなく、縁で決まるものなのだと思います。
わたしは早々に頑張ることをあきらめて、なるようになる…、と身を任せていました。
そもそも能力があまりないので、どんなに努力をしたところで限界があるのです。
・テストで良い点を取る
・会社で仕事が認められる
・出世を果たす
良い結果を出すために努力をするのは当然ですが、果たして本当に自然体で生きているのでしょうか?
多少の無理は必要な場面もあると思いますが、いつまでも努力を強いられていると自分が保てません。
それが辛いと感じるのであれば、自分が本当に輝ける場所を探した方が良いと思います。
就活を無事にクリアしていざ就職を果たしても、現実は3年で3割の社員が辞めていきます。
この割合は、わたしが就職した10年以上も前から、まったく変わっていません。
就活で頑張った努力は、果たして何だったのでしょうか?
就活で必死になって頑張ったのに、残念ながら挫折してしまったりするのです。
就活で悩んでいる人は、ちっぽけな価値観に縛られるな、と言いたいです。
就活なんて適当にやり過ごしても、人生は何とかなります。
頑張ることは否定しませんが、無理して頑張ることは辞めた方が良いです。
就活なんて頑張りすぎず、適当にやり過ごせば良いのではないでしょうか?
あとになって後悔しないことが、もっとも素晴らしい生き方だと思うのです。